組手のルール
我が宇野道場の空手は
一般的なフルコンタクト空手に
掴み有り、投げ有り、の
「芦原会館」を継承しています。
相手を叩く、蹴るだけでなく
相手の攻撃を受け流し掴みから体勢を崩して優位な位置を取る
【捌き(さばき)】が特徴的です。
強さを攻撃だけに使わず、
受け流し崩し絶対的な状態を作る、究極に実践を想定した空手です。
●試合時間 本戦1分半のみ
●試合場 直径4m円形コート
●一本 次の場合は『一本』となる。
①投げや足払い、ストッピングなどにより相手を転倒
または足裏以外をマットにつけさせ、直後に自らの体勢を崩さずに極めの突き、
蹴りを寸止めで入れた場合。
②上段への蹴りがヒットし、顔をそむけた場合。
③攻撃により、相手が戦意喪失した場合。
④攻撃により相手がノックダウンした場合。あるいは、大きなダメージを与えた場合。
(ダメージの程度は、審判の判断によるものとする。)
⑤「有効」が2回に達した場合。
【一本につながる技の例】
・投げ(巻き込み投げ 裏投げ 釣り込み投げ 表投げ 蹴り足を取っての投げ)
・バックポジションからの引き崩し(ひざ裏への関節蹴り)
・内腿蹴りからの引き崩し
・カッティングキック(軸足払い 両脚払い)
●有効 次の場合は『有効』となる。
①中段・上段の攻撃有効部位に攻撃が極まった場合。
②下段の攻撃有効部位に攻撃がきまり、一時的に動きが止まった場合。
③自らの体勢は崩さずに、投げや足払い、ストッピングなどにより相手を転倒、
または足裏以外をマットにつけさせた場合。
④有効な攻撃により、相手を場外へ出した場合。
ただし、単に押して出した場合やつかみからの引き回しで出した場合は認めない。
●つかみについて
片手でのつかみ、正中線をこえない両手でのつかみは有効とする。
なお、つかみの制限時間は3秒までとする。4秒以上のつかみについては「注意」を与える。
攻撃有効部位
①上段の有効部位は、前面と側面とし、足技のみとする。
②中段の有効部位は、鎖骨より下、帯より上の前面または側面とする。
③下段の有効部位は、脚部の前面、側面、背面とする。
●反則 次の場合は、相手が反則勝ちとなる。
①「注意」が2回に達した場合。
②次の技を用いた場合。
・手による首から上への攻撃。
・頭突き。
・正面、側面からの関節蹴り。
・金的への攻撃。
・倒れた相手への実撃。
・背後からの脚以外への攻撃。
・防具をつかんでの攻撃。
・腰にかついでの投げ技。
・顔面が腰より下にある場合の攻撃。(ただし、相手が故意に腰下の位置に顔を置いた場合はその限りではない。)
・その他 空手家としてふさわしくない攻撃や言動 審判が反則とみなした攻撃。
●着用衣類等
①競技者は、清潔な白無地かアイボリーの空手道衣を着用するものとする。空手道衣の袖部分は、手首から肘の間とする。女子以外は、空手道衣の下にTシャツなどを着用することはできない。また、団体名、流派名、個人名以外の刺繍やワッペンがあってはならない。
②競技者は、爪を短く切り、金属など相手に危険を及ぼす物やその他のアクセサリー類は、一切身に付けてはならない。
③入れ墨、タトゥーを入れた者、髪を染めている者、剃りを入れている者、奇抜な髪型の者は試合への参加を認めない。
④拳サポーター、レッグガード、金的カップ(男子選手)、ヘッドガードは各自で準備し着用する。マウスピース、女子のチェストガード、アンダーガードについては任意とする。
⑤拳サポーター、レッグガードについては、布製で色は白とする。
⑥大会会長の許可を得ていないテーピングは、禁止とする。